日本心臓血管外科手術データベース(Japan Cardiovascular Surgery Database, JACVSD)への参加に関して

2012年1月より当院も日本心臓血管外科手術データベース(Japan Cardiovascular Surgery Database, JACVSD)へ参加いたします。
http://www.jacvsd.umin.jp/join.html

目的

現在日本の心臓血管外科手術の結果に関する状況は全国規模では把握されておらず、どのような手術がどれくらいの危険性でなされているのか、また、手術前の状態が良好な方と重症な方とで手術の危険性にどの程度違いがあるのか、といった内容に関して全国規模の研究はなされておりません。そこで、心臓血管外科手術を受ける患者さんの手術前の医学的身体状況と行われた手術およびその結果を調査し、これをデータベースとして情報収集し全国的に集計することにより、日本の心臓血管外科学の進歩、ひいては国民全体の福祉健康の増進に寄与することを目的としています。

内容

米国胸部外科学会データベースとほぼ同等の記入項目約150項目をインターネットを介して収集し、中央施設にて統計解析を行います。術前重症度に応じた手術危険率を計算し全国の施設にインターネットを通じて出力することができます。術前危険因子を欧米と統一しているので国内施設間はもとより欧米施設との直接的な成績比較が可能となり、国内施設の成績向上につながることが期待されています。
研究における倫理的配慮に関しては以下の研究計画書を参照ください。

研究計画書(PDF)